2023-10-24
不動産を現金化したいときは、売却するしかないと思うかもしれません。
けれども、不動産を現金化する方法は、売却を含めておもに4つあります。
そこで今回は、兵庫県姫路市で不動産の売却をご検討中の方に向けて、不動産を現金化する4つの方法について解説します。
現金化までにかかる期間や、現金化したあとに住み続ける方法も解説しますので、ぜひご参考にしてください。
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不動産を現金化する方法には、「売却」「買取」「リースバック」「リバースモーゲージ」の4つがあります。
それぞれにメリットやデメリットがあるので、概要とともに確認しておきましょう。
4つのうち、オーソドックスなのは買主を見つけて売却する方法です。
一般的には不動産会社に仲介を依頼して買主を探し、見つかったら売買契約を締結します。
売却のメリットは、相場に近い金額で売れる可能性があることです。
ただし、買主がなかなか見つからないと、売れるまでに時間がかかるかもしれません。
買取は、不動産会社が物件を直接買い取る方法です。
買主を探す手間や時間がかからないので、不動産をスピーディーに現金化できます。
ただし、買取価格は仲介による売却よりも安くなることに注意が必要です。
その理由は、買い取った物件を不動産会社が再販売する際にかかるコストが、買取価格から差し引かれるからです。
買取価格は、相場の7割ほどになることが多いでしょう。
リースバックとは、自宅を売却したあとに賃貸借契約を結び、家賃を支払ってそのまま住み続ける方法です。
メリットは、まとまった現金が手に入るうえ、引っ越しをする必要がないことです。
自宅に住み続けることができるので、引っ越しの費用や手間がかからず、周囲に売却を知られる心配もありません。
ただし、売却価格は買取と同じく、相場の7割ほどになることが多いでしょう。
リバースモーゲージは、自宅を担保にして金融機関からお金を借りる方法です。
売却ではないため、自宅に住み続けたまま、必要な現金を得ることができます。
基本的に、月々の返済は利息のみで、借入金は契約者が亡くなったときに自宅を売却したお金で一括返済します。
そのため、契約期間満了時に契約者が存命の場合は、住む場所を失ってしまうリスクがある点に注意が必要です。
また、リバースモーゲージは借り入れであるため、不動産の資産価値の満額を得ることはできません。
入手できる金額は、売却よりも少なくなるでしょう。
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不動産の現金化にかかる期間は、方法によって変わります。
そこで、4つの方法はそれぞれどのくらいの期間で現金化できるのか、確認しておきましょう。
買主を探して不動産を売却する場合は、通常3か月から半年ほどの期間がかかります。
その理由は、引き渡しまでの手順が多いうえ、不動産は売り出してすぐに買主が見つかるわけではないからです。
買主がなかなか見つからないと、半年以上かかってしまうこともあるでしょう。
ただし、4つのなかではより高い価格で売却できる可能性のある方法なので、現金化を急がなくても良い場合や、できるだけ多くの現金を手に入れたい場合はおすすめです。
買取は、査定を受けると買取価格が提示され、金額や条件に合意すると取引が成立します。
そのため、最短で1週間ほど、長くても3週間ほどで不動産を現金化できるでしょう。
ただし、売却が決まってから引き渡しまでの期間が短いので、事前に引っ越しの準備などを進めておくことが必要です。
リースバックには「買主を探して売却する方法」と「不動産会社に売却する方法」があり、どちらを選ぶかによってかかる期間が変わります。
買主を探して売却する場合は、先述のように3か月から半年ほどの期間がかかると考えられます。
ただし、買主は購入した不動産を売主に貸すことになるため、投資用物件としての魅力がないと売却に時間がかかるかもしれません。
不動産会社に売却する場合は、数日から1か月ほどで現金を受け取ることができるでしょう。
リバースモーゲージは買主を探す必要がないので、スムーズに進めば、数週間から1か月ほどで現金化の手続きが完了するでしょう。
ただし、リバースモーゲージを利用するためには、金融機関の審査を通過する必要があります。
不動産の担保価値が低いと審査を通過しにくいため、利用できる金融機関がなかなか見つからず、現金化に時間がかかってしまうかもしれません。
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不動産を売却すると、現金化はできますが、住む家を失ってしまいます。
そのため、「お金は必要だが、住み慣れた家を離れたくない」などのようなケースは、現金化したあとも住み続けることができる方法を検討してみましょう。
先述した4つの方法のうち、現金化したあとも住み続けることができるのは、「リースバック」と「リバースモーゲージ」です。
これら2つの方法について、もう少し知識を深めておきましょう。
リースバックは、自宅の売却後に買主と賃貸借契約を結び、家賃を支払って住み続ける方法です。
住む場所を確保しつつ必要なお金が手に入るので、事業や子どもの進学などでまとまった現金が一時的に必要な場合には、とくに有効な方法でしょう。
将来資金に余裕ができた場合は、自宅の買戻しが可能なこともあります。
ただし、家賃は自宅を売却した価格に応じて決まるので、近隣の相場よりも高くなるかもしれません。
また、賃貸借契約が定期借家契約の場合は、自宅を借りられる期間が決まっており、ずっと住み続けることができない可能性があります。
リバースモーゲージは、自宅を担保にして老後の生活資金を借り入れるサービスです。
そのため、利用できるのは基本的に60歳以上の方です。
年金や貯蓄だけでは生活費が足りない場合や、ゆとりのある老後を送りたい場合などに、資産である不動産を活用してお金を得ることができます。
借入金の使い道は、生活資金などに限定されることが一般的ですが、なかには自由に使える契約もあります。
受取方法も「毎月」と「一括」を選択できることがあるので、ご自身が利用しやすい契約を探してみると良いでしょう。
ただし先述のとおり、借りられる金額は不動産の資産価値よりも低くなることや、担保価値がないと審査にとおりにくいことには注意が必要です。
また、リバースモーゲージは契約者が亡くなったときに自宅を売却して返済するため、相続人はその不動産を相続できません。
そのため原則として、利用する前に相続人全員の同意を得ることが必要です。
さらに、自宅の売却金だけで完済できないと、相続人に返済の負担がかかってしまう可能性があります。
契約期間中に金利が上昇したり担保価値が低下したりすると、自宅の売却金だけでは完済できなくなるかもしれないので注意しましょう。
不動産を現金化する方法は、おもに4つあります。
なかには、自宅に住み続けながら現金を得られる方法もあります。
4つの方法は特徴やメリット、デメリットがそれぞれ異なるので、しっかりと把握したうえでご自身の目的に合うものを選びましょう。
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